「ヘレディタリー/継承」もイマイチだったから、多分僕にはこの監督の作品が合わないんだろうな。
携帯電話も通じない僻地に行われる特異な風習にショックを受ける現代人という構図は「グリーン・インフェルノ」にも通じるところがある。今回は密林の奥地に住む未開の土人ではなく、白人の集落ってところがミソ。自分達と同じ価値観だろって安心してたのに段々とあれこれ何か違う？って段々不安に駆られていく。でもそこが長すぎないかな。１時間３０分で終わる内容だと思う。
地方の風習に戸惑うって図式は日本人には馴染みのあるシチュエーションだけど、この映画は舞台が白人集落で背景もずっと明るいってところが新しい。老人は無理に延命させずにスパッと死ぬべきという北欧の考え方も踏まえた内容らしいので作り込んではいるんだろう。俳優の目がイッてる演技も素晴らしい。でも僕には合わなかった。
