未知の文化と既存の価値観が衝突することで生じる不和をホラーに落とし込むという発想は斬新で興味深かったんだけど、後半の描写が冗長すぎる
ホラーのような演出で異常性を強調して恐怖を煽るよりは、淡々とそこで起こった出来事を綴ることで視聴者に違和感と不快感を募らせるくらいに留めるべきだった(どう？狂ってるでしょ？的な演出がとにかく寒い)
主人公たちに宗教への敬意たちが全く感じられないせいで舞台装置にしか見えないのも気になる点
不満はあるもののかなり細部まで設定が作り込まれてて見応えはある
それだけに終盤の露骨な演出とグロ描写でただの陳腐なホラー映画に成り下がったのが悔やまれる
