ミッドサマーのmmmのネタバレレビュー・内容・結末

なんという…サイコパスな映画。

一番潔癖な感じで正義感出してた主人公が、恋人を生贄に選び、燃やされてるのに、ラストでニヤッとするのが怖い。

花の女王の勝利も生き延びるために、必死だったんだろうかとか。

冒頭の急な展開も意表をつかれたが、
妹の自殺と巻き込まれて死んだ両親と違い、生き残った主人公は単にトラウマを抱えた女性というイメージから、一転して、花の女王となり、この祭事の、いや映画の本当の勝者であった。

グロいし、宗教の恐怖がじわじわとと迫ってくる感じがサイコホラーだった。
建物が燃えているのはホラー映画のよくあるセオリーだが
綺麗な花と叫び泣く白い服の人々と自然、真っ昼間というあたりがホラーのセオリーを崩そうとしている。

観終わったあと、胸がざわつくが強烈に印象に残る映画だった。