ち

ミッドサマーのちのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
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なんか前評判色々聞きすぎて、『どんなグロいんかいな』『どんな美術的技術が散りばめられとるんかな』『どんな面白い話の展開見せてくれるんかな』とか色んな予想を膨らまして観たせいか、思っとったのとなんか違ったなって感想になってしまった。

思ったほどグロくなかったし、なんなら最後のシーンは可愛かった。
なんかグロさとかよりもっと感情移入して観た方が良かったんかな。
鑑賞後に一緒に観てくれた友達が言った『ハッピーエンドやな』がほんとにそうやと思った。
あれはおそらくダニーにとっての一つのハッピーエンド。

左右対称を意識しとるのかなって友達が言ってから確かにそうかもと思い始めて色んなところに左右対称っぽいものを見つけた。
起こっとること凄惨やのに、村自体の雰囲気はおとぎ話みたいな夢の世界みたいなふんわり穏やかで神秘的な世界観なのがよりキモかった。
正直村に着いた時点で何かしら外の世界とは違うものが流れとる空間やなとみんな察したと思うけど。
なんか村のしきたりが何気に筋が通っとって実際にありそうなのが気味悪かった。
村というよりそういうカルトなんじゃないかと思えてくるな。
色使いはすごい綺麗やし、衣装も可愛い。
『何やねんこれ』『どういう状況?』ってなる場面はぼちぼちある。それが特殊なしきたりのある村/カルト集団らしさを余計に出しとるんやろうけど

結論の一つとして、前評判そんなに聞かずに、もしくは全く聞かずに映画観る方が楽しめると思った。
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