演出が最高の一言。
人を怖がらせたり、気味の悪い思いをさせるのに通常は日が当たらず、じめっとした舞台を描きがちだが、ミッドサマーの舞台は終始明るい。
これが抜群に良かった。
ホラーを見に来ているのに明るい背景。明るい人達。人が残酷に死んだり、殺されたりする一方でそうした不可思議な演出があるため、まるで目眩を起こされたかのように感じた。
作品の途中で躍りを踊って目眩を起こすシーンがあるが、そのシーンが視聴者のこの作品を通しての感覚を象徴しているようで、非常に印象に残る。
ミッドサマーにしかない特有の視聴後感を与えてくれる作品で唯一無二。
それだけに高く点数を付けた。
