ゆずきよ

ミッドサマーのゆずきよのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.0
私の映画環境は全体的に照明が明るく、ホラーやサスペンスを観るのにはあまり適していません。
周囲が明るいので画面を最大まで明るくしても夜の場面なんかは見え難かったりします。
そんな中で画面が明るいホラーと話題になっていたこちらを選択。
何やら恋人同士で観ると別れる事になるとかの曰く付き。

物語は、双極性障害の妹と両親を亡くしたフローレンス・ピューが彼氏であるジャック・レイナーと共に友人の故郷スウェーデンで開かれる祝祭に参加するというお話です。
冒頭は美しい雪景色。
フローレンス・ピューは彼氏に依存気味で、ジャック・レイヤーは友人達からも別れを勧められています。
そんな中で出発する旅行。
それ楽しい旅行になるはず無くない?
スウェーデン奥地にあるホルガ村が行き先。
村人達は変わった風習はあるものの穏やかで親しみやすい感じです。
でもどう考えても彼岸島展開だとは予想できますね。
原住民を訪ねるロケ番組の様な雰囲気を醸しつつ1日目は大きな出来事は無く終了。
当たり前の様に麻薬の様な物質が流通している事に関しては目を瞑りましょう。
2日目からはこの村来たのは失敗でしたの連続です。
この辺から中々パンチの強い映像がありますのでご注意下さい。
その出来事を悪びれない辺りがカルトだなぁ。
あとどうしてこういう方達はいつも白い服を着せられるのだろうか。
1人、また1人といなくなる人々。
人が居なくなった後にミートパイが出されると余計な邪推をしてしまうのが私の悪い癖です。
中盤以降はグロこそ少ないものの得体の知れない恐怖がずっと喉奥にこびりついています。
そして耐久ダンス大会がスタートしました。
油断していると訪れるエログロ。
やっぱりそういう事なのかとここからどういう結末で締めるのかななんて思いながら観ていました。
ラストシーンはコンテンポラリーダンス。

正直得体の知れない恐怖はあるもののそこまで怖くは感じなかったです。
怖いというよりは気持ち悪い。
あれからどうなったのか、どうなっていくのかという所に想像力が膨らみます。
ドキドキするというよりかはゾクっとする映画でした。
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