部族、部落の閉鎖的な宗教的儀式を明るく爽やかなロケーションで撮っているというのが、他の映画との違いですかね。
コンテンポラリーダンスのような風景や全員で食事する様は、まるで林間学校のよう。
合間合間に入ってくる残虐性が景色や情景を挟むことによりリセットされる。
宗教的、部族的な儀式の背景とは思えないのどかさに気持ち悪さが入ってくるからこれはすごく芸術的だなぁと思わされる部分が多々ありました。
だけど、性的描写と殺人で芸術的感性を煽るのは個人的に好きじゃないです。
すごく短絡的で簡単じゃないですか。
そういう部分を全て隠して、そうであっただろうなぁと思わせる手法だったら好みでした。
見せない美が欲しかったです。