花

ミッドサマーの花のレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.0
明るい悪夢をみていた。

色彩豊かな画に
薄気味悪さが終始付き纏う。

村の人々、植物、天気、空気、
衣服、食物、食事、建物、模様、
伝統という名の惨劇、

何もかもが只々恐ろしくみえる。

不安を煽る不安定な音。
躊躇なく映し出す肉片。

視覚・聴覚を侵食し
自分も村へ入り込んだような恐怖錯覚。

それをも凌駕するような色彩美。

〝midsummer 祝祭〟

トラウマのように爪痕を残す作品。
花