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ミッドサマーのやのネタバレレビュー・内容・結末

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

敢えて直接的に描写された、感情を共有し合って連帯感を高めるホルガの村人たちのアイロニカルな奇天烈さ。主人公が見た、家族の死と長老的な役割の二人が死んだときのシーンがごちゃ混ぜになったような夢の描写がなんだかリアルだった。本来別々の事柄同士が勝手に一纏めにされて現れる感じ。夢ってこういう感じだよな、と思わせられると同時にあれは夢というよりPTSDの人間が見る幻覚やフラッシュバックの類にも思えた。登場人物の名前が"クリスチャン"や"ジョシュ"なのは作品を考える上で大きな手掛かりになりそう。神聖視される奇形児、繰り返し用いられる数字の9、ヘレディタリーでも見た人間と植物が合体したような死体のオブジェ、ルーン文字など、専門的な要素が多すぎるのでパンフレット買いたかったのに売り切れてて残念でした。
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