birichina

女性の名前のbirichinaのレビュー・感想・評価

女性の名前(2018年製作の映画)
3.0
主役の女優さんがかわいかったのはよかった◎

残念だった点
1)主人公の同僚のヘルパーやセクハラ被害に遭った元ヘルパーが皆似ていて分かりづらかった。
2)主人公たちが抱えている問題の掘り下げが薄かった。
3)高級老人ホームで優雅に暮らす元女優のセリフで「セクハラのようなこと(molestia)は昔は社交辞令だったのよ」というセリフがある。この辺りもう少し掘り下げるのかと思ったが素通りだった。

疑問に思った点
セクハラ所長(?)の部屋に忍び込み裁判の証拠にするために監視カメラを仕組むシーンがあったが、不法侵入では?と気になった。(理解不足かもしれないが)

全体的な印象として、監督の愛が感じられない作品だった。
監督本人も冗談かもしれないが、この作品を手がけた理由は「カネだよ」とインタビューで答えていた。
原題「Nome di donna(女の名前)」はモデルにした事件の検察側の事件ファイルの名前だそう。

インタビューの中で監督はオズを敬愛してるという話が面白かった。でもオズの作品は吹き替えでなく字幕で見てほしい。
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