就職難にあえぐ二人の若者の物語。ファッションやグルメなど華やかなイタリアのイメージとは真逆の現実を描いた作品です。
2001年のジェノバG8にのデモに参加した若者が亡くなった時代をシニカルに描いていました。
上映後、ジェノバでの出来事について監督から話が何度かありました。
調べてみると警察側とは非暴力的で平和なデモで合意をしていたが、実際は警察側が催涙弾を発射したりとめちゃくちゃだったということです。
Youtubeでジェノバの悲劇と検索するとトップに出てくる動画があります。映画の後初めて見ましたが、かなりショッキングです。
ジェノバでの出来事を忘れてほしくない、現在も続く若年層の就職難である現実を変えたいという監督の願いが感じられる作品でした。