あさのひかり

レイトナイト 私の素敵なボスのあさのひかりのレビュー・感想・評価

3.6
第一線で司会者として活躍してきたキャサリンと、彼女のお抱えライターとして就職することになったモリーのお話。

もちろんキャサリンのような立派なキャリアじゃないけど、長年働いてきて、気がついたらマンネリになって、でも、注意してくれる人もいなくて・・ってのは、あるかも。キャサリンの陥った状態って多分人ごとじゃない、ってある、そういう意味では刺さる。格好いいイメージの彼女が、その中で格好良くない所もさらしながらもがく姿も共感するし、勇気づけられる。そして、エマ・トンプソンが演じる彼女のファッションも素敵。私があんな素敵にしとく必要はないんだけど、あんなファッションが似合う女性になりたい、って憧れはあるな。

垢抜けない感じのモリーのキャラも、彼女の仕事や仲間への向き合い方も嫌いじゃないし共感するけど、ちょっと会社で泣きすぎなところだけひいちゃった。それがなければめちゃくちゃ共感できるキャラだったのに。

エマ・トンプソンの存在感だけで成り立ってる感強いし、物足りない感じもあるけど、共感することいっぱいあったし、なかなか良かった。
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