カレーをたべるしばいぬ

タイタンの逆襲のカレーをたべるしばいぬのネタバレレビュー・内容・結末

タイタンの逆襲(2012年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

何回か観てるのにストーリーあんまり覚えてないシリーズ。

前作より大幅にスケールアップした結果、全体的な内容が薄くなった印象。足りない部分をド迫力のCGとアクションで補おうとする。ただ全体的に暗く、埃っぽい。神性の表現もストーリー上抑えられており、神々しさもあまりない。

ギリシャ神話のはずが、展開はアメリカのB級ヒーロー映画っぽい。マッチポンプというか・・・。ギリシャ神話自体を真面目に描いてしまったのか、それとも脚色した結果なのか。アンドロメダが戦闘してるから脚色はされているのかな。というか最後のキスは完全にイオが可哀想では。

前作はペルセウスVSモンスターがメインだったので気にならなかったが、今回は神VS神という一大事なのにも関わらず登場人物が少な過ぎるのも引っかかる。他の神々はいずこへ。

ペルセウス自身も、戦闘がイマイチ煮え切らない。

神様が基本的に非人道的(何言ってるんだろう)な世界観なので、途中に神様に対して可哀想な演出が挟まれてもあんまり響かない。お前もっと酷いことしてきたじゃんという感情。神話を基にした映画の性かもしれないけど。

当時は3Dだったのかな?後アバター時代の遺物か。

神々のお戯れの前に人類が蹂躙される様子は神話然としていて良い。
クロノスの絶望感も強い。
短いので気軽に大迫力アクションを観たい方にはおススメできる。