最近配信開始したカラフルの実写化が何故改変されているんだろうと思っていたのだが、なるほどあの日本版の実写化はこのタイ版のリメイク作品だったのね。
そして例に漏れずリメイク作よりも、こっちの実写版一作目（ややこしい）の方が良かった。
原作は日本の小説なんだけどね…
こちらの方が原作の持つ痛みをより感じられるし、重力無視で雨が前後ろから降るシーンなど見応えのあるカットや構図が多かった。
好きな女の子の描き方も日本版より原作に近くて「自分が大嫌い」ってとこは原作で1番好きな箇所を変えながらも上手く撮ったなと思いました。
それでも小説に結構思い入れがある方なので、どうなん？ってとこもチラホラありましたが、ラストの母親と主人公が許し合うシーンでどうでも良くなりましたね。凄いいいシーンだった。
ドリアンとか願掛けとかはタイ独自感というか、国柄が出ていて良い。ラストの写真たてまでちゃんと丁寧に作ってるな〜と思いました。
しかし日本版タイトル付けた人のセンスなのか元々なのかはわからないけど、「僕とボクの100日間」ってサブタイトルはそれがネタバレになっている感。個人的にネタバレどうでもいい派なのでいいんですが…
話題作のバットジーニアスの製作陣らしく、まだ未見なのでこれを観たことでそちらにも期待値が上がりました。
