もう7年になるんですね。
セウォル号沈没事故
衝撃的無な映像は今でも忘れられません。
沈む船の中で家族に愛と感謝の言葉を叫んでた学生達の画像は本当に衝撃的でした。
今作は事故の描写等は無く、確実に過ぎて行く時の流れに大きな悲しみ苦しみを耐え忍ぶ遺族達のお話。
息子を亡くした夫婦役を久しぶりのソルギョング、チョンドヨンの共演、
渾身の演技とはこの事でしょうか。
遺族会、補償金、船の引き上げ、心無いバッシング。
そして誕生日会…亡くした子供達の一人一人の誕生日会。
この誕生日会は悲しかった。
遺族、一人一人、遺された友人一人一人ドラマがあります。
母は毎年息子の誕生日プレゼントを買い、部屋に飾る。
悲しい…
遺された人々
悲しくても生きて行かなければならない。
中盤辺りから涙し、後半、ラストはもう涙腺崩壊でした。
特にラストの父ソルギョングの嗚咽とスホの詩には、こちらも嗚咽。
観終えた後もかなり辛かった。引きずりました。
家族との時間、大事にしてしていかないと。
＊＊＊＊＊ 詩 ＊＊＊＊＊
…母さん僕だよ、木にも野原にも流れる雲にも聞いてみた。
何処にいるのかと
愛しい母さんは何処にいるのかと
怖かった、母さんがいないここが何処なのか分からなかった
待ってられなくて、心を決めて母さんを捜しに行った。
夜中や明け方何もしてないのに、玄関の明かりがついたでしょ？
驚かないで あれは僕だよ
僕は見えない姿で家に帰り
見えない姿でご飯を食べ
見えない姿で母さんを抱く
2度と離れないよう
強く抱きしめる
そんな時に
玄関の明かりがつくんだ
今日は僕の誕生日だから
父さんが戻ってきた？
父さんにも会った
僕はもう 母さんやイェソルの傍にいられない
だから父さんに
母さんとイェソルを抱き締めてくれと頼んだ
まだ戻ってなくても心配しないで
父さんは必ず戻る
愛してるよ 僕の恋人
僕の愛 パクスナム（母）
悲しい母さん 愛しい母さん
会いたくてたまらない
僕の母さん
＊＊＊＊＊＊＊＊＊
こんな人為的悲劇は二度とゴメンだ！
