君の誕生日のトイプーのネタバレレビュー・内容・結末

セウォル号事件。我が子とほぼ同年代の子供達で、これ程の悲劇は忘れる事が出来無い。沈没する前に船長が先に脱出していて更に驚愕した事件だった。

当日の朝、スホから何度も着信があったのに気付かなかった事に、お母さんは物凄く後悔し続けたと思う。
ただでさえ子供に先立たれるなんて、人生で一番の苦痛であり哀しみであるのに。

最後のポエムのくだりはほんと要らなかったと思う。最後には「お母さんが悲しんでると僕も悲しいよ」みたいに、お母さんや遺族を前向きにさせられる言葉で終わって欲しかったかな。

それと誕生日会は、やればやるほど辛くなるかもなと思った。
生き残った同級生も出席してあげて偉いけど、精神的にこの子達も辛いはず。
遺族にとっては時が止まったままで、生涯忘れることが出来ないとは思うけど、生き残った若者は亡くなった友の分も人生を楽しんで欲しい。

こんな悲劇が二度と起きませんように。