チャールズ・ブロンソン主演の名作。"暗殺に人生を捧げた男"アーサー・ビショップの生き様を描く。
本作の見所は、見事なる暗殺劇・・・と言いたいところだが、それを求めるならば他にもっと良い作品があるだろう。この作品にしかないもの、それは殺し屋アーサー演じるチャールズ・ブロンソンの"知性"と"野性"を兼ね備えた"男の色気"だろう。その姿を目に追うだけでロマンが溢れる、そんな稀有な存在である彼こそが本作の全て。
ストーリー展開に関しては、全体的に描写不足感が否めない。もう少しアーサーと彼の弟子であるスティーブとのドラマを描いて欲しかった。クライマックスは、悪くはないのだが、スティーブという人間をより深く描かけていれば、より感慨深いものがあったのではないかと思えてならない。
