今まで避けてきたブロンソンを見てみようと思って見た一発目がこれでよかった！ ムチャクチャ面白い！ 緻密な計画により、依頼された人間を証拠を残さず抹殺する主人公の、殺し屋の仕事っぷりをじっくり見せる最初の約15分、まったく台詞なく映像だけで淡々と演出してるのがものすごくクールで一気に引き込まれた。全体的に、ストーリーの表面的部分だけをセリフで進め、重要な部分は台詞で語らせず、映像のみで語っていくため、微妙なニュアンスはこちらの解釈に委ねられている。で、この40代半ばの主人公の殺し屋が、若い絶世のイケメンをパートナーとして受け入れて、育てようとするんやけど、このイケメンやたら脱ぐし(nice body)、イケメン女とかどうでも良さげやし、どう考えてもクソ生意気で足手まといなのにオッサン可愛がりすぎやし、音楽もゴージャスかつミステリアスで、なぜ。もしや。と思って、見終わって調べてみると、やはりそちら側のはなしであるようです笑 でも決して明確に演出されてるわけではありませぬ。で、ふたりはパートナーとして依頼された殺しを実行するんやけど、それがために問題が生じ、そっからとんでもない展開になっていって、おい、お前らふたりの関係、終わるのか？ どうするんだ？ それぞれ何考えてるんだ？ いろいろどうなるんだ？………ってなった挙句、何だやっぱりふたりは仲良しやんって思いながら見てると、まさかのどんでん返し、からの、さらなるどんでん返し、しかも名残もクソもなしい容赦なきばっさりエンディング。いいですねーー！ もっとゴリゴリの渋い漢映画なんだと思ってたけど、意外と耽美的とも言える雰囲気で、とても好きな感じだった。是非また見たいねー。てか、ブロンソンの色々見たくなってきたよ。And イケメンくん、ほんまイケメン！ ちなみにリメイクものあるらしいが、どうなんでしょうね。
