チャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドのおしどり夫婦ぶりはよく知られ、どのように共演してるのか見るのもブロンソン映画の楽しみのひとつ。
今回はほぼ男しか出てこない殺し屋の映画で、どうやって奥さんが登場するのかと思ってたら、やっぱりというか、この手の映画によくある主人公の相手をする娼婦の役だった。いや、奥さんやで(笑)
プロの相手はプロということなのか、絵画や美術品に囲まれワインのウンチクを語る精密な仕事人=メカニックが、唯一他人と接点をもつ間柄が奥さんって、まあ普通なら仲良い夫婦ねって話だが、ただそのプレイ内容がマニアックで、ジル演じるのがただのコールガールでなく、脚本・演出までやってのけるプロのイメクラ嬢ってところが、なんかこの夫婦の歪んだ性生活を見た気がして祝福できないどころか、映画でのラブシーン自体がこの夫婦にとってのプレイなんじゃないかと疑う複雑な心境(笑)
コトが終わって「今日のはよかった。また頼む」て奥さんに言うブロンソンはある意味最高に男前かも知れない。
う〜ん、マンダム、もといメカニック!
☆☆☆