ある男女の過ごした歳月を過去現在それぞれの視点と記憶で見せる。
思い違い、行き違い、憶え違い。
とても細かく別視点別時間を繋ぐので最初は驚いたけど、起こる事件が平凡で物語はありきたりなロマンティックさに終始し、編集と絵がほぼ同じ抑揚なので、驚きが無い。
視点と脚本、編集で勝負しようとして物語にはあまり重きを置いてないのかな。
何度か『エターナル・サンシャイン』が頭をよぎったけど、ああいうユニークさエモーショナルさではなく、もう少し硬め。
人生のような線と点の図が説明的で本編映像から浮いてたので、図解するなら教師の彼女が黒板に書いて生徒に話すような感じにすれば本編とマッチするのではと思った。
