シネフィル母ちゃん

月を買った男のシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

月を買った男(2018年製作の映画)
4.9
初めてイタリア映画祭で大好きと言える作品に出会ったよ!!嬉しくて少し評価甘いよ!!でも本当に良かった...!!グラッツェーー!!!

ある島の住民が月を買ったという情報が政府に極秘情報として届く。
誰が買った?なんのために?そもそも月を一般市民が買うなんてとんでもない!よっしゃ!真意を確かめよう!島の出身者をスパイとして潜入させよう!
そうして政府に呼び寄せられたスパイ候補の若い男(主人公)
しかし、彼は島を長らく離れてるので島の風習や行動をほとんど忘れている。
よし!こうなったらまずは島人に溶け込むためのレッスンだ!
政府は同じく島出身の初老男性をレッスン教師として呼び寄せる。
二人は島人になりきるためのアレやコレを始める。


お話はこんな感じ。
ゆるーいコメディかと思ったけれどシリアス展開も少しあり、それがとても良いアクセントになっていた。

全体的に奇妙さとシュールさがまとわりついていて、一癖も二癖もある作品だった。
しかも、ちゃっかり伏線回収をしてるのも素敵だし、小ネタもたっぷりで面白い!
構成もユニークでずっとケラケラ笑ってた(よくわかんないゲームのくだりは、笑いすぎてむせたよ!)

最後の展開はあまりにもぶっ飛びすぎて賛否両論がハッキリと分かれると思うけれど、私はツボすぎて泣きながら小躍りする寸前...!
しかし、ダメな人は絶対にダメなオチでしょう笑!

「ルナ・パパ」が好きな人なら絶対に好きな作品かと!
月に恋してしまった私はエンドロールで泣きかけたし、なんなら会場で1番大きな拍手をしたと思うよ!
あのラストはずるいって、、、すきっ。


「奇妙」「シュール」「コミカル」「ゆるファンタジー」←これらの言葉に弱い人は是非とも観て欲しい...!!
ってなわけで、配給会社さーーん!!一般公開お願いしまぁぁぁああっっす!!!!!