ししまる

帰ってきたムッソリーニのししまるのレビュー・感想・評価

帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)
3.3
◼️概要
2018年伊のブラックコメディ。独裁者ムッソリーニが現代のローマに現れ、売れない映像作家アンドレアはドキュメンタリーを制作しようと2人でイタリア全土を旅行。人々は「そっくりさん」と面白がり、ムッソリーニ人気が高まっていく。
◼️メモ
2015年独の「帰ってきたヒトラー」のリメイク。ムッソリーニは新たな政治思想ファシズムを独自に構築し、国家ファシスト党による一党独裁制を確立。1945年4月、略式裁判により銃殺され、遺体はミラノ市のロレート広場に吊された後、無記名の墓に埋葬された。
◼️感想
イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの曲にのせたブラックコメディ。ドイツのオリジナル版と基本的には同じ展開で、終盤はちょっとだけ違う。イタリアの歴史が分かるし、移民問題、貧困、低出生率などイタリアが抱える問題を風刺している。ただヒトラーに比べると日本人にはやや馴染みが薄いので、今一つ。ドイツ、イタリアと来たら日本版も作ってほしいけど、主役が思いつかない。
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