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マイラのShoMのレビュー・感想・評価

マイラ(1970年製作の映画)
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絶世の美女マイラ(ラクエル・ウェルチ)に性転換したゲイの評論家が、男社会のハリウッドをぶっ壊す。アイデアとテーマの先見性は良く、映像もオシャレ。だけど全体的にガチャガチャし物語もとっ散らかってるのが残念。引用される過去の映画のインサートは、斬新だけど使われている映像が直接的すぎて隠喩になってないな、と思う部分も。

性転換前のマイロンと性転換後のマイラが一緒に踊るOPがとりわけおしゃれ。同一人の二人が同じフレームにいることから、分裂した自我の話なんだなと理解。

男根主義でレイシストの俳優学校の校長がジョン・ヒューストンのコメディアンぶりが良い。
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