このレビューはネタバレを含みます
「文学的没入体験」
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私たちが観ているのは、私たちが頭の中で作り上げた
母、兄、弟、妹、そして父、なのかもしれない。
役者が変わっても、物語は進んでゆく。
「“母”だ!」「あ、でもこの人も“母”!」「あれ。次の人も“母”だよ?」なんて、役者が変わるたびに思いながら観る。
時々、映像のつなぎ方が壊れたラジオ()みたいになってて面白い。
忠太役の三人の役者さんがみんなすごく良かった。この映像への入り口を開いてくれたような感じで、安心した。
三者三様、でもみんな好き。
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