ペドロ・アルモドバル監督の自伝的作品。
映画監督を半分引退して隠居生活を送る主人公は、病気やドラッグ依存に苦しみながら、昔の恋人や友人などに再会し、過去を振り返ります。どこまで本人の人生と重ねてい…
これ、アルモドバルの私小説的映画。
冒頭のタイトルデザインが、円谷プロの「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のタイトルデザインを彷彿とさせる。(マーブル模様なあの感じね。)
タイトルにもあるように、痛…
生きる意味を見失い無気力になっていた映画監督のサルバドールが身心の痛みと後悔に向き合って再生するまでの物語
身体の痛みを和らげるためにヘロインに手を出してしまうサルバドールは小さな村で過ごしていた…
アントニオ・バンデラスがいい意味で枯れた感じに歳をとっていて驚いた
時折昔の記憶を思い出して目尻に涙が滲んでいる彼の姿に心打たれるものがあった
過去の自分への克服、赦し、発見
この作品にはそんなもの…
この物語には3人の人物との再会がある。それは、同じ作品に携わった盟友、かつての恋人、そして過去の自分。
それぞれの思い出にまつわる心の“痛み”を抱えていたサルバドールは、再会によって相手と向き合う機…
©El Deseo.