生酒冷造

ザ・ワンの生酒冷造のレビュー・感想・評価

ザ・ワン(2001年製作の映画)
2.1
100の次元に存在する100人の自分を抹殺し、生き残りが得られる全能の力を得ようとする者。そんな違反行為阻止のために次元管理警官らが現在の地球に集う。。


正直、アルバトロスフィルム配給なら、「まあ、しゃあないか」と言う感想の部類です。
「思わせぶり」詐欺として忘れてはいけない一本。

なんせ、100人分のバトルが見れるかと期待するや、すでに97人が抹殺されてるところから始まります。
「違う!こういうの見たいわけではない」となります。

そして、98人抹殺して道半ばに得られた力も、、妙に貫禄が無い。
そんな残された二人の闘いは、カンフーアクション。
まあ、カンフーアクション俳優が主人公を務めているので、そこを期待して見てるのですが、そこへ辿り着くのはラストシーンのみ。
そこまでの道のりは警官とのチェイスと逃亡劇の繰り返し。
胸踊るモノが何も無い。
なんなんでしょう。。題材は面白いのに、進行する映像には深刻さが感じられず。
壮大な背景に中身が追いついてない感じでした。

けど、映画「グランド・マスター」に登場した、八卦掌と形意拳との因縁を拾うようなラストバトルは拳法好きなら気にはなる映画でしょうか。
生酒冷造

生酒冷造