matchypotter

ザ・ワンのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ザ・ワン(2001年製作の映画)
3.4
初めてではないはずなのに、全く覚えてなかった。

というか、これ、こんなにB級感たっぷりだったか。
でも、若きジェットリーとジェイソンステイサムが出てる。
これによりB級の扉をこじ開けて限界突破してる作品。
この頃からのよしみな2人。ある意味、業界きっての阿吽の呼吸のコンビかも知れない。

かなりSF要素強め。
いわゆる“パラレルワールド”を地でいくストーリーライン。宇宙には幾重にも折り重なった並行して進む宇宙がある。

その宇宙には色んな立場で生活をしている“自分”がいる。
その並行した複数の宇宙を行き来して、他の“自分”を殺すジェットリーがいる。

他の“自分”を殺しまくり、並行宇宙の中でただ1人の“自分”になった時、宇宙が崩壊するか、全能の存在になるか、それを目指す野心の強いジェットリー。

それを取り締まる時空警察みたいな組織があり、彼を宇宙犯罪的な容疑で追いかける。そのコンビの1人がジェイソンステイサム。

そして、ついにその野心の強いジェットリー、ついに“自分”と“あと1人”にまで迫り、最後のジェットリーをジェットリーが殺しに来る、という佳境の話。

面白いのは、“自分”が1人殺されて減るごとに残った“自分”の能力が強化され、人として強くなっていく、という設定。

それを知る野心の強いジェットリーだが、それと同時に“あと1人”の方にも同じことが起きてて、最後にその均衡が保たれ、そして、崩れる。
最後に残るのは、そして、最後の1人に起きることとは、、、。

主人公は“あと1人”の方。
当然、自分が目の前にやってきて混乱するところから始まり、命を狙われ、妻を狙われ、仲間を狙われ、次々と押されに押されるが、そこは他の“自分”とは違う“あと1人”。

この最後の“自分”同士の頂上決戦の火蓋が切って落とされる、、、。

ジェイソンステイサムも割と定番の役所で、まだまだジェイソンステイサムとして完成してない姿も見れる。

あのキレッキレのジェットリー同士が対峙する。
これはなかなか観れるもんじゃない。


F:1647
M:3138
matchypotter

matchypotter