ドルフィンキック

ザ・ワンのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

ザ・ワン(2001年製作の映画)
3.0
劇場公開時、映画館で観ました。
カンフーとSFの組み合わせが、微妙でした。
ストーリーも、複雑で、分かり辛かったですし、アクションも、・・・でした。
せっかく、ジェット・リーが、カッコいい高速のカンフーアクションを繰り広げられても、組み合わせた、もう一つのジャンルである、SFの描写が、入ってくることによって、せっかくの正統派のカンフーアクションが、邪魔されるので、しらけてしまい、ワクワクした気分が、台無しになってしまうんですよね。
ジェット・リーVSジェット・リーなんて、SF映画としては、自然でも、カンフー映画としては、あまりにも、非現実過ぎて、カンフー映画ファンの者としては、作品の世界に、入り込めませんでした。
もちろん、単体としては、カンフー映画はもちろん、SF映画も、大好きなジャンルなのですが、SF映画とカンフー映画を組み合わせてしまうと、どっちつかずで、中途半端な出来になってしまう気がします。(個人的な意見ですが。)
SF映画の「マトリックス」でも、カンフーアクションが取り入れられていますが、「ザ・ワン」のように、バリバリの武打星(カンフースター)主演作品ではないので、SF映画にカンフーアクションが、取り入れられていても、最初から、カンフーアクションに、過度な期待をしていないので、それ程、違和感はありませんでしたし、むしろ、あのカンフーアクションは、新鮮で、作品に良いスパイスを与えていたと思うんですよね。
なので、ジェット・リーには、本作よりも、知名度や人気の高い、キアヌ・リーブス主演の「マトリックス・リローデッド」の出演オファーを断らずに、出演してほしかったですね♪