ジェット・リーvsジェット・リー!
以前から気になってて何時か見ようみようと思ってはいたが、どうも見るタイミングを逃し続け今に至る…(笑)
作品のプロットとしては個人的に好き。
この世には多くの次元があり、そこには別の自分が全く違うそれぞれの生活をしている。そしてその中の一人が自分自身を殺し力を身に付け全能の「ザ・ワン」になろうとする。そして最終的に123人の自分を殺してきた悪ジェットが最後の自分(善ジェット)と戦う…。
これだけ聞いたら面白そう。
しかし本編を見るとどうも消化不良、物足りなさが残った。
悪ジェットはザ・ワンになって何をしたいのか明確な理由の説明は無いしどうも感情移入が出来ず…。しかも殆どがガンアクション、ほぼCGやVFXを使ったものでジェット・リーの良さは余り生かされていなかったイメージ。超人的な演出にしたかったんだろうけど…(話は違えどジャッキーのメダリオンを思い出す…。)
アクション監督がコリー・ユン(ユン・ケイ)なだけに勿体ない。
でも最後のジェット・リーvsジェット・リーは素直に楽しめた。
上手くスタントマンと交互に入れ替わって戦ってるシーンは撮影大変そうだなぁ…と思いながら見てた。
善ジェット・リーの方が途中で八卦掌を使うシーンは流石に痺れた。剛の拳に柔の拳で対応するのは流石ジェット・リー。
この部分のアクションだけは面白いなぁ、と感じた。まぁジェット・リーならもう少し激しいアクションも出来たんじゃないかとは思うけれど。
準主演クラスでジェイソン・ステイサムが出演してた…がそこまで大きな活躍はしなかったなぁ…ってイメージ。
つまらなくは無いけどめちゃめちゃ面白い訳でもない、話の内容は面白いのにもったいない…何度も見たいとは思わないかな。
でも色んなカツラを付けたジェットが見れるのはこの映画だけ!(笑)