このレビューはネタバレを含みます
老いたお金持ちが若い人の体に乗り換える設定のSF作品ってありそう、と友達に話したら紹介してくれた作品。
そういった経緯のため話の展開は分かっていたものの、ヴィヴィアン達は逃げられるのかという点でドキドキできたのと、どうやって彼女達を集めたのかなどの疑問点も明かしてくれたので満足でした。
顔を傷つけてしまったのはショックだけど、映画作品として見ると、ヴィヴィアンに思い入れがある医者に対して更にダメージを与えるために必要なシーンだなと感じました。
「人を商品として飼育する」という題材の作品にこれまで三作品ほど触れたことがあるものの、作品によっては施設内が興味深いがゆえに出た後や謎が明かされた後、どうしても少し盛り下がってしまうこともありました。
純粋にそこだけに絞ったこの作品は、1番面白いところで終われているという印象でした。