このレビューはネタバレを含みます
最初、よくわからなかった。
だけど、だんだんと登場人物やストーリーが理解できた。
途中、自分の母親と被って、辛くなって、涙か止まらなかった。
産後うつ、女性蔑視、男尊女卑などの根深く残る重要なテーマを、これほどダイレクトに扱った作品は珍しいと思う。
まず、日本の映画では考えられないのではないかなぁ?
日本の映画は、時として、無意味に美化したり、はぐらかしたり、かすめたりすることでメッセージを伝えることがある。
これだけ複雑な社会になった今、その伝え方では、十分に伝わっていない時もあるよな、と思う。
途中の好きなセリフ、
「出産は女性にしかできないけれど、育児は助け合ってできるでしょう。」
社会に出て、少しでも行き詰まりを感じたことがある女性にとって、この映画はビシビシくるんじゃないかなぁ。
パラサイトを観たときにも感じたけど、最近の韓国の映画界は本当にすごい。
日本の映画界を完全に超えた。