ゆのん

82年生まれ、キム・ジヨンのゆのんのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.7
原作未読。
主人公の女性が専業主婦として淡々と家事や育児をこなしている日々。
かと思いきや、心の中は極限まで追い詰められ、本人の自覚がないまま壊れていた。
それは結婚してからではなく、女として生まれ、少女が大人になるまで受けてきた社会からの「女性差別」や「女性蔑視」により徐々に蝕まれてきたものだったということが分かる。
ただただ、終始胸が痛かった。

コンユ扮する夫が、「自分が知らない間に君をここまで追い詰めた」と泣くシーンがあったが、そのエピソードがやや足りなかったように思う。普通に優しくて良い旦那だった。原作は卑劣なのだろうか?そこだけ気になった。
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