Jaya

ポール・サンチェスが戻ってきた!のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

お間抜けポンコツ憲兵隊が10年ぶりに村に現れた殺人犯ポール・サンチェスにてんやわんやするお話。コメディにしたってジョニー・デップはかなりお寒い。

マリオンの頭おかしいだろというトンチキぶり。繰り返される脱法行為。唐突すぎるキス。しまいには誤認からの警告もなしの容疑者射殺。数十mの距離から脳天ブチ抜けるなら他に撃つとこあったんじゃないの?クビで済めば僥倖だけどお咎めなしの依願退職。ラストの笑顔はねーだろ。道徳観念どうなってんだ?

マリオンに限らず、感情の表出のさせ方が致命的にお粗末だとしか思えませんでした。平板かと思えば突然乱高下。演技は悪くないんですが。ジェラール妻がお気に入りでした。

小さな村に過去の殺人犯そして虚構と空想が合致するという筋は、示唆的でもありかなり面白いと思うんですが、監督自身のご都合主義に塗り固められ、結局こうなってしまうのか…という感じ。

やっぱりこの監督は私には無理だということがハッキリ認識できた映画でした。
Jaya

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