死体を蘇えらせる光線を放つUFOの襲来でキョ ンシー達が蘇る。
ある夜女の子キョンシーは、人間の女の子が誘拐される現場に遭遇する。
女の子キョンシーはかつての自分と同じ事にならないために、誘拐犯を叩くため行動する。
心優しい女の子キョンシーが少女誘拐事件に巻き込まれて大暴れするキョンシー映画。
『キョンシー・クエスト2』1989年台湾作品。
キョンシーブームに便乗したいろんな作品が出ていた時期で、タイトルだけでそのむちゃくちゃさにしびれる。
他作品でもよくある事だが、タイトルは続編のようになっているものの、『キョンシークエスト1』とは無関係の作品。
冒頭でしょっぱいUFOが出てきたときはZ級映画と心配してしまったが、これはこれで面白い。
内容的には、キョンシーになった女の子が自分を殺した誘拐犯グループへの復讐劇である。
このキョンシーの女の子が可愛いんだまた。
本場香港キョンシーに比べると、自由すぎるおしゃべりキョンシーだね。
そしてなんかフレンドリーな設定です。
わざわざ病院の人工血液狙うくらいでしたし。
台湾で作ると飛躍過ぎるからまた凄い。
だが、誘拐されて警察に届ける届けないとか、いわゆる誘拐事件にありがちなシーンとかあり、ちょっとうんざりしてくる部分も。
また、女性が誘拐犯グループに捕まってしまうが、捕まる→逃げる→見つかって捕まる→逃げる→また捕まる…。
と、本当に逃げる気あるのかと疑問に思えてくる展開で、グダグダ感がけっこうある。
ただ、テーマは重いかもしれないが基本的にはコメディタッチで、復讐劇のわりにはドロドロしておらず、暗さのない作品だと言えます。
終盤の妄想どんでん返しは台湾らしいね。
あまり好きな終わりかたではなかったが。
見た時はひっくり返りましたよ。