佐藤寿保の多くの作品を見たうえで改めて初期の作品に立ち返ると、それなりに真っ直ぐ「映画」を撮っていて、その純粋さにたじろぐ。キャメラは緩やかに動き続け、カットはしっかりと割られ、物語には納得できるス…
>>続きを読む佐藤寿保流の切ないラブストーリー。繋がりたいけど、繋がれない。誰かに「接続」することを渇望しながらも、決して受信されることのない孤独な電波。冷たい都市空間の中でスタンドアローンに陥った彼女にとっては…
>>続きを読む穴が空いた心に隙間風が吹くような寂しい映画。相手不在の電話に行き場を失って彷徨う孤独な魂。0:59から進まない時報。日本中に流れたオナニーですらも彼女からの一方的な電波でしかない。
痛みより痛む前の…
満たされない欲求の暗喩のような電話線、黒電話、公衆電話、いつどこからかけてみても、つながることは決して無かった。あの日あなたが鳴らしてくれるはずだったカチンコの、切なく儚いクランクアップ。心の空洞を…
>>続きを読む佐藤寿保監督の初期作。バブル景気の幕開けとなった1986年の作品で、映画の中で描かれるホコ天やアイドルプロマイドが時代を感じさせる。劇中映画として、主人公と彼氏が学生時代の映研で撮影した作品が出てく…
>>続きを読む最高級の最高…VHSしかないのですか、DVD、いやブルーレイにすべき…
8ミリの美しさ以外にも好きなシーンがたくさん。アイドル写真売ってるタケノコギャルに草刈正雄の写真ないの?って言うのも最高だけど…
傑作だー。カメラ(今回は8ミリも)やモニターといったいつものモチーフは登場するものの、あのいかがわしいビザールな感触よりも、ポッカリした寂しさに浸された恋愛映画だった。恋人と思うように好き合えない伊…
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