中国とアメリカの文化の違いで余命僅かのおばあちゃんとの接し方に悩む実話ベースの家族愛ドラマ。
普段あまり中国映画を見る機会が無かったけどA24配給と言うこともあり興味を持ち鑑賞。
単純に泣く系とかではなくそれぞれがナイナイをちゃんと愛しているからこその意見の食い違いだったり何もできない無力感だったり一生懸命に感情を押し殺したりで見応えは十分。3世代に渡る家族の愛と思いやりがとても良かった。
ビリーのキャラクターもとても良かった。個人主義なのも悪くはないのかもしれないけど、それを通しすぎるとただの我儘、良かれと思っての意見でもただ輪を乱すだけになってしまったりで結局集団では上手く調和をする事がいい時もある。それをしっかりと伝えてくれる。
ただアメリカと中国それぞれの地でスズメ?が部屋に舞い込むシーンがあってアメリカでは非日常の報せの象徴かと思って飲んだけど、中国での意味がいまいち掴めない。寧ろ中国では何故今このタイミングでまたスズメ?と深く考えてしまった。
ところどころでクスリとくるやりとりとかもあり重くしすぎてないのでテーマの割には身構えすぎずに観られるのも良い点かも。