良作。最後よ(笑)最初と最後が肝ですね。
アジア移民のファミリーものは、いわゆるアメリカ映画には出せないだろう厚みを感じる。そりゃ歴史が違うから当たり前なんだけど。世代と物理的距離を超えて互いを思うこと。祖国の言葉も不十分、異国でもアウェイな環境で育つ孤独やジレンマはいかばかりかと思う。だからこそのタフさも身につくのでしょうが、みんながみんなタフなわけじゃない。飛ばされた綿毛のように、落ちた場所でなんとか根を張ること。
「人生は何を成したかじゃない、どう生きたか」って、ほんと噛み締めたい言葉です。