グルポル

フェアウェルのグルポルのレビュー・感想・評価

フェアウェル(2019年製作の映画)
3.8
アメリカ、中国、日本を感じる
とても不思議な作品でした

本作は祖母の癌を
愛のある嘘で見守るという
とても感動的な家族の愛の物語ですが

私はそんなことよりも
ふと気づいたら
アメリカ文化から中国文化
そして日本文化にまで変わる
映画のスタイルに
正直戸惑いと
違和感を感じてしまいました
でもその違和感に期待と興味が混ざり
近年の日本でもこれが
当たり前になってくる世代でもあるなと
なんだかワクワクしてしまいました
私も海外へ行こうと計画を立てているので
もし親族が集まるときには
多国籍が集うように
なっているかもしれない
なんて想像まで膨らませた次第

そしてそのカルチャーの移り変わりを
うまく表現しているのも
本作のポイント
映し方やテンポなど
その国独自の魅力を際立たせる演出
監督ルル・ワンさんの
半自伝的映画だけあるの
アメリカと、中国の表現は本当に
ピカイチでした

そして最大の魅力は
ビリー役演じたオークワフィナ
良き表情良き演技です
どことなく愛らしく
守りたくなるような演技に魅了されました

とても悲しい話かもしれない
とハンカチを片手に鑑賞に挑みましたが
悲しさなんて忘れるほど
愛の詰まった物語です
文化は違えど
愛する気持ちは一緒ですね


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