このレビューはネタバレを含みます
文化の違いが興味深くわかる映画。
涙でスッキリする映画かと思ったら、違った。
もちろん、ガンがどのように好影響を及ぼしたかは未知数だけれど、周りの人や自分の環境、性格、色々な物に左右されつつももしかすると良い作用も生まれるのかもしれない。
1番に興味深いのが、中国とアメリカの文化的差異からくる本人の権利だった。
年齢、地位等に関係なく平等に扱われる事がアメリカの個人主義、民主主義の定義であり、国民もそれを望んでいる。
知らせない事は違法。
加えて、アメリカでは母国語(英語)の特性とも繋がりが強い。
英語も、相手と自分との立場をこれでもかとはっきりさせるのだから、納得してしまった。
中国とは正反対。本人の意思に関係なく家族のものとして考えるのだから。
決して交わる事の無い文化の背景を見て、色々と考えさせられた。
どちらが良い悪い議論は答えは出ないし、好みや合う合わないがあるのだろう。
私ならアメリカのように個人主義として、尊重をして欲しいと思う。それがたとえ家族の意思に逆らうとしても。