オム

フェアウェルのオムのレビュー・感想・評価

フェアウェル(2019年製作の映画)
4.0
すっごく楽しみにしていた。
期待通りの面白さ。
結末は予想のはるか上!

何かすごいことが起こるわけではない。
でも、映像の一瞬一瞬が好きだった。

中国、アメリカの対比が巧妙に成される。会話、街が似た構図で映る、文化(マナーや冠婚葬祭)などで双方のことを自分が日本人だからか第三者として眺められる。学べる。しかし実は日本人も時折対比されており、ハッとさせられる。当然みんな同じ人間だけれど、氏より育ちみたいなところあるよね。どっちがいい、とかじゃない。相手もうらやましいし、自分が今生きる場所へのプライドや愛着もある。これはどっちがいいかを決めさせる映画ではない。

主人公のビリーが年齢的に近く、親戚間の立ち位置も似ているからか笑、何度もうなずきながら観た。仕事、結婚、生き方、家族との繋がり方、いろいろある時期だよね。

配役も絶妙。
みんな『いそう!』
この人絶対口うるさい親戚だなって思ったら口うるさいし笑、面倒なおじさんだろうなって思ったら面倒なおじさん笑
親戚あるあるがすごくよかった。

ちょっと何度か泣いちゃったな。
わかりすぎるところもあったし、わたしが通過してきたところもあったし、わたしがこれから通るであろうところもあった。それぞれの気持ちがわかって、泣けちゃった。

とはいえ、全てはオークワフィナなんですよ。
わたしは確信しました、オークワフィナめちゃくちゃ好き。演技が好きだし、立ってるだけで目が離せない存在感がある。すごく好き。生き様のせいなのかな。魅力的。大好き!!!!!衣装とか何気ない結んだ髪の毛とかも好きだった。生きてる感じがすごくするんだよね。彼女が演じると役が生きます。この映画では、本当にビリーだった。ドキュメンタリーみたいだった。

オークワフィナ、最高です。
オークワフィナの演技が見たくてまた見たいくらい。最高。
オム

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