さすが、A24...
近年ではダークなイメージしか漂っていなかった中国をこんなコミカルに
お料理してくださるとは!
アメリカ育ち、NY在住の
欧米スピリットに満ちた
アジアンガールがリアリティ満点。
少し卑屈そうに見えて、
内面はピュアって人物像な…。
オークワフィナの猫背でノミネートに納得。
リアリティという点においては、
もちろん日本人役の水原碧衣さんも
群を抜いていた。
お馬鹿そう、ってひどいな…
日本人てこんな風に見えてたんや…と
震え上がりました。
全体として。
欧米の個人至上主義だけがベストやない!
アジアの集団主義だって、
ときにはいいこともあるんだよ?
っていう、ゆるーい感じの警鐘を感じた。
人生は結果でなくそのプロセスが大事だ、
という劇中の言葉に想いが込められていたわけで、主人公の選択を責めるべきものではない。
なんでも白か黒か、決めなければ
無主義だと思われがちな昨今に、
グレーでもええやん!
と言われた気分で清々しかった。