ごみパンダ

フェアウェルのごみパンダのレビュー・感想・評価

フェアウェル(2019年製作の映画)
4.6
さすが、A24...
近年ではダークなイメージしか漂っていなかった中国をこんなコミカルに
お料理してくださるとは!

アメリカ育ち、NY在住の
欧米スピリットに満ちた
アジアンガールがリアリティ満点。
少し卑屈そうに見えて、
内面はピュアって人物像な…。
オークワフィナの猫背でノミネートに納得。


リアリティという点においては、
もちろん日本人役の水原碧衣さんも
群を抜いていた。
お馬鹿そう、ってひどいな…
日本人てこんな風に見えてたんや…と
震え上がりました。



全体として。
欧米の個人至上主義だけがベストやない!
アジアの集団主義だって、
ときにはいいこともあるんだよ?
っていう、ゆるーい感じの警鐘を感じた。

人生は結果でなくそのプロセスが大事だ、
という劇中の言葉に想いが込められていたわけで、主人公の選択を責めるべきものではない。

なんでも白か黒か、決めなければ
無主義だと思われがちな昨今に、
グレーでもええやん!
と言われた気分で清々しかった。
ごみパンダ

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