どことなく「コロンバス」を思い出す知的で上品な建て付け。
ホームタウン、建物、好きな風景。
黒人映画にありがちな大仰な描写が無く平静に見れる心地良さがある。
こんな時代だから、派手や刺激やあざとい感動より心の安息を求める作品が増えている気がする。
いろいろあって、随分前に幼少期から長年住んだ家を家族が出なければならない羽目になった。
その時自分は香港にいたので、家を出る前、家を出る瞬間の感情を知らない。
長い時間が経った後、家族とその家を見に行ったことがある。
知らない家族がそこに住んでるという違和感とお門違いの義憤や歯軋り。
慣れ親しんだ家や街にずっと留まれる人は幸せだ。
帰る場所があるのは幸せだ。
生まれ住んだ街で一度は仕事してみたいという夢は実現しないとな、と改めて思った。
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今日の一曲
ガイドが開拓の終着駅サンフランシスコ・フィルモア地区の古い建造物を西のハーレムと曰うシーンがある
確かに作中の登場人物には近いLAより遠いNYCな匂いも漂う
De La Soul - Me Myself And I
https://m.youtube.com/watch?v=P8-9mY-JACM