ちろる

いなくなれ、群青のちろるのレビュー・感想・評価

いなくなれ、群青(2019年製作の映画)
3.4
不思議な階段島に住む高校生たち。
皆、記憶のないままいつのまにかこの島にいる。
魔女に支配されるこの島の人は家族はいない、皆寮で暮らし、誰もここにいる事に疑問を持たない。

皆普通の生活を営んだままミステリアスさも同居する不思議な世界。
靄のかかったような青白い映像もファンタジー感を盛り上げているが、
内容があってない感じなので、フワンフワンとしている感じ。
哲学的な雰囲気に見せようとしてるのだが、どちらかというとライトノベルっぽさの方が強い。
作品の中で良かったのは主人公を横浜流星さんしたことだろう。
端正なキリッとした顔立ちはどこからどうみてもミステリアスで、謎の島に飲み込まれる男子校生という役所にはぴったり。
あと、階段島のあの少し湿った海辺の空気感の漂うロケ地が合っていたのは良かったかな。

ちょっとポエミーなセリフも彼が発するならまぁ許すかと聞いてしまうので、結果ラストまで見る事はできました。
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