アニメーション映像も世界観もモロに好みの筈なのに、なぜか面白いと感じられず。
いかにも冲方丁脚本らしい硬派なSFで、その想像力は凄いと感じながらも、太宰治の『人間失格』原案というのはさほどピンと来ず。
結局誰にも感情移入できないし、どのキャラも魅力が乏しいのも要因かもしれない。
120歳の寿命を保証する無病長寿を実現した高度医療管理社会である昭和111年の東京が舞台。
以前観た『ハーモニー』の世界観なんかとも共通するなあなんて思いながら観てた。。
人間長生きできれば万々歳なわけもなく、経済格差や環境破壊などが進む社会において、自分の人生の時間をどう使えるのか？
アクション要素多かったけど、ぶっちゃけそれよりもっと世界観を深く楽しませてくれる方が良かった。
どうにも馴染めなかったのが「異形化」した姿。
アレも感情の持って行き場を困難にさせてるような気がしてならない。
映像凄くても面白いと思えなかったらキツいよなあ。
