がおしん

カーライル ニューヨークが恋したホテルのがおしんのレビュー・感想・評価

3.9
これぞ古き良き時代のニューヨーク。洗練された会話、ユーモア、身のこなし。遠い憧れの世界に浸ることができます。
お客も従業員も、その笑顔には「カーライル大好き」という思いがあふれている。最高のホテルとは施設や設備ではない。人。サービスを提供する従業員だけではなく、宿泊するお客もホテルを創り出してきたことがよくわかる。
引退するコンシェルジュのドワイトが「上品さや品格が社会からなくなった」と言っていた。カーライルに泊まるお客でなくとも我が身を振り返ってみなくては、と思った。
ル・シネマの最前列を選んで観たので、前の人の頭で画面が切り取られることはなかったが、最前列にはそれなりのキツさがある。ル・シネマ以外の映画館で観たかった。
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