カントク

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのカントクのレビュー・感想・評価

5.0
劇場で観てきました!「光のお父さん」。
2019年度ベスト1更新しましたよ。
常に目頭が熱いんです、この映画。
ずるい、ずるいこの演出は。

個人的にこの作品でピックアップされる「ファイナルファンタジーXIV 」を一時期プレイしていた身(ちなみに辞めた理由はネット回線を変更した際、速度の問題でプレイ断念)、その当時のあるあるネタがこれでもかと詰め込まれ、笑えて、懐かしったりゃありゃしない。何度も通ったあの場所の風景だったり、聞き馴染んだ場面音楽、シャキーン!のログイン音だったりに「うわ~っ懐かし~」の連続。しかも自分も弓矢プレーヤーだった、。

そういう意味で、映画としての評価+ゲーム補正も掛かっての評価となりますが、とにかく最高な一本でした。

そもそもオンラインゲーム=廃人。
自分も最初はそういったクチコミを間に受け、ネットゲームは絶対にやらない!と毛嫌いしていたのですが、物は試しにと思い実際にプレイしてみて印象がガラリと変わりましたね。

セカンドライフ。日常とは異なるファンタジーの世界で、自分なりの冒険を自分なりのペースで楽しめる。この映画でもセリフとして活かされていた「映画みたい!」は同感です。また実際に顔を見たことのないフレンドとの会話だったり、強靭なボスに挑む一体感、とにかくこの世界では自分が「光の勇者」になれるんですよね。

さて映画という観点からはゲームパートと連動して実際の親と子のドラマが上手く描かれていました。ろくに目を合わせない、会話もあまりしない堅物な父に距離感が掴めない息子が正体を隠し、父と旅をするというシチュエーションが物語的に面白いんです。

あと笑えます。ギャップ凄いです。実際に劇場でも度々ドっと笑いが起きていました。娘と連れられて来たであろう明らかにゲームなんてやらない隣に座った高齢のお婆さんもツボにハマったのか、かなり笑っていましたね。

個人的に一つの懸念。
映画好きがこの映画を見て気軽に「ファイナルファンタジーXIV 」をプレイしてしまったら・・・、ハマれば最後、映画ファン持っていかれますねw 


追伸:近いうちに引越しするのですが、ネット回線を高速にしました。再び「光の勇者」始めたいと思います。もちろん映画ファンも続けながらです。
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