荒川自転車乃介

嵐の中での荒川自転車乃介のレビュー・感想・評価

嵐の中で(2018年製作の映画)
3.9
過去と現在が、ほんのわずかな時間繋がってしまったことから、その後の世界が変わってしまう。その波紋を殺人事件も絡めてえがく。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、過去を変えたために自分が消えてしまいそうになり、そうならないように努力する姿をコミカルに描いていた。
本作では、過去を変えたために、娘が消えてしまい、夫とも出会わなくなってしまう主人公の姿をサスペンスフルに描いている。
見終わったあと、複雑なストーリーが完璧に考えられていて、どこにも無理がなく、筋がきちんと通っていることに気づく。
役者も上手いが、脚本がとにかくよくできている。