やまだ

TENET テネットのやまだのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0
11/28 新宿バルト9 Dolby Cinema 字幕

テネット初見でドルビーも初体験だった。ダークナイトとかインセプションがあまりにおもろいから見てないクリストファー・ノーランの作品を初見映画館で見てぇなと思い、バルト9で旧作上映してたので見た。

うーん、ムズい!!時間遡行の話はいつだってムズいんだけど、これはさらに時間”逆行”も概念に入れてきてて、ワッ…ワワッ……になっちゃった。でも、その逆再生と再生の映像を同時に出したらおもろいんちゃん?!?!みたいな意気込みは感じれて、ちゃんと不思議で不気味な映像体験でよかった。頭がバグるけど、それもいい、それがいい!!!見てて全然理解が追いつかなくて、えっ!?!?えっ?!?なに!?!?ってなるけど、主人公もまぁまぁ分かってないから一緒に困惑できるゾ‼️
主人公の相棒としてニールがいて、これがまたとても良い男👍目が死んでる金髪特殊部隊お兄さん。とても良い。なんかマジで目が死んでるんだけど、すげぇ頼りになるし主人公よりもなにか知ってるので、えっ?!こいつ主人公の引き立て役じゃなくて、賢者キャラ??になる。めっちゃ好き。しかもバリバリに特殊部隊でめっちゃかっけー。
最初の方、時間遡行とかじゃなく単純に話がむずくて、え?今何をしようとして、誰に凸って何話してる?になるけど、それは私の理解力のなさのせいかも。まぁむずかったらあんま考えずに流れに身を任せるといいのかも。最後の戦闘シーン、ヒーローものとかスパイアクションものとかとは違う、特殊部隊の軍隊の戦闘なのが、マジでガチ戦争って感じだった。ドルビーなのでもうずっと爆音。ずっと五臓六腑がビリビリ震えてた。耳弱い人ちょっとしんどいんじゃないかってくらいだった。ドルビーヤバすぎ。

ムズいとはいえ、話は単純なので、時間遡行ものの醍醐味と言える、あれはああいう事だったのか!!っていうのが、割とすぐに察せちゃって、あと逆に理解が追いつかなすぎるのもあって、後半の答え合わせのカタルシスは感じにくいんだけど、多分いっぱい考えて反芻してじわじわおもろくなってくのかも。
これはネタバレで読んだ考察なんだけど、ニールが実はキャットの息子で、母親と自分の命の恩人である主人公のために、命を賭して任務を遂行したんじゃないかってのがあって、それは……そうとしたら激アツ過ぎん……となり、大好きになっちゃった……妄想が膨らむよ……
理解がムズいからこそ、いろんな考察や解釈や妄想が膨らんで楽しい映画なのかも
やまだ

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