Nekoさん雪の国から

TENET テネットのNekoさん雪の国からのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ものすごくクールな映画だった…。

インセプションの雰囲気に似てるなと思ったけど別物映画。見てる時は深く考えず後で解説・考察読むのが好きなので読んだあとの爽快感!また主人公の名前がつけられていない衝撃…。

時間の逆行とはわかっているものの逆行と順行がまざって戦うシーンがかっこよすぎて好き。そしてどんどんあの時はそういうことか!と分かっていくすっきり感も癖になる。感のいい人は疑いながら見るとそのシーンは主人公達だったのか!とすぐにわかるかもしれないが、あえて騙されてほしい。

最後のニールを思うと切なすぎて悲しくなる。で、結局黒幕は誰だったのかがわかると感の悪い私はまた混乱。結末が分かってて名もなき男がニールをアレしたかと思うと断腸の思いだったのかもと複雑な気持ちになる。

今回もCGをあまり使わない古典的な手法で撮影したとかで、迫力あるのにCGなしでここまでできるのか…と脱帽。

飛行機爆破の作戦練る3人のシーンが360度ぐるっと映していてかっこよかった。お気に入りのシーンのひとつ。

余談だけどキッチンの乱闘シーンで今後チーズスライサー見たら、それ持って戦いたくなる。それで顔スライスされたら痛いよな〜笑

出ている俳優はほとんど有名な人なのに雰囲気が違うので見たことあるけどどの映画だっけ…と思うことがあってプロの俳優さんてすごいよなぁって思う。名もなき男がデンゼル・ワシントンの息子と知ってアカデミー賞取るんじゃないか?と思った。ノミネートは絶対されるだろうな。

やっぱり、全てを知った上でもう1度見たくなる…ノーランの映画は好きだわ。

ちなみに、住んでいるエストニアが撮影地のひとつになってるのでそのへんも見ていて興奮した。
・冒頭のウクライナとされる劇場の内外
・タリンへ向かう港から世界遺産の旧市街がみえるシーン
・装置を奪うときのカーチェイスのシーンすべて
・プリヤへ3回目?の面会した時の外の風景
エストニア警察の車まで出ている:)これから見る人は、これがエストニアかーくらい思い出してくれたら嬉しい。