個人的にノーランのよくないところが詰まってた映画でノーラン総復習で言うと最大の関門だった
それでもコロナ禍の当時は超久々の大作で、スタイリッシュ逆行アクションとか見てるだけでも楽しいし、友達と話し合ったのはいい思い出
あとニールがかっこいいのと、ラストの二人の別れのシーンは結構好き
ストーリーは設定が前に出過ぎてて、インセプションやインターステラーのにあったワクワクや感動をそんなに感じなかった
登場人物の動機や言動もあまりにリアルじゃない気がする
何が何でも世界を道連れにしたい男とか、世界が終わるかもしれないのに我慢できず撃ち殺す女とか
その辺はノーランの好きな007映画的なアホ要素なのかもしれないけど
世界観に関しては完璧にルールを理解したとは言えないが、多分完璧に理解したところであんま面白いとは思えないような気がする
逆行の映像は斬新で楽しいんだけど、YouTubeやテレビで「びっくり映像」見てるような感覚で、それは「映画」として楽しいわけではないように思う
ツッコミどころもあるけど、「逆行」ってどうやっても無理があるからそれは映画的な嘘として許したいのに、必死に理由づけしたり、説明してる（しかも画的にもワクワクしたインセプションの作中のルール説明と違い今作の説明は一部を除きまるで説明書読まされてるような退屈さ）ことが逆に粗探しを増長させる原因かもなぁと思った
2020/9/18 TOHO日比谷IMAX
2020/10/2 TOHO日比谷IMAX
2024/3/30
